トップ > 取扱業務 > 内容証明郵便・公正証書> 内容証明郵便記載例(未払賃料の請求)
令和6年4月1日、私は貴殿に以下の約束で、〇〇市〇〇1―1-1コーポあおぞら101号室を貸しました(※1)
賃料 月5万円
支払時期 毎月末日までに翌月分を支払う
支払方法 賃貸人口座に銀行振込
しかし、貴殿は令和7年1月分から現在まで支払うべき賃料20万円を支払っておりません。
つきましては、貴殿と私との間の賃貸借契約に基づき、未払賃料金20万円を本書面到達後2週間以内に以下の口座にお支払いいただきますようお願い申し上げます。
金融機関 〇〇銀行〇〇支店
口座種類 普通
口座番号 1234567
口座名義 〇〇〇〇
なお、お支払いいただけない場合には、賃貸借契約の解除等検討することになりますので、この旨、申し添えます(※2)
※1:支払義務の根拠等を明確にする観点等から、賃貸目的物(不動産の所在地等)、賃料などを記載することが望ましいでしょう。
※2:賃借人が賃料を支払わない場合、賃貸人は賃貸借契約を解除し、明け渡しを求めることが可能です。
もっとも、賃貸目的物が建物などの場合には、賃借人保護の観点から、例えば1か月程度の賃料未払では法的には賃貸借契約の解除は困難です。解除のためには数か月分の賃料未払が必要とされていますのでこの点、注意すべきです。